南足柄市、松田町、山北町、開成町の雨水枡設置は、ネクサス・アールハウジングへ。 雨を一時的に貯水して、ゆっくりと地中に浸透させる「雨水枡」。 水害が多発する都市を救うだけでなく、お住まいの地盤強化も期待できるかもしれません。
S様邸の「雨水浸透桝」設置事例をお伝えいたします。
「雨樋がつまって排水されない」との御依頼をいただき、S様のご自宅へ。
原因を調査すると、雨樋ではなく雨樋の先の地中に埋まっている雨水管が詰まりが原因であると分かりました。
今回のリフォームを機に、雨を一時的に貯水する「雨水枡」を設置していきます。穴が開いている青いバケツのようなものが雨水桝です。
枡を埋めるための穴を掘りました!雨水枡の大きさ約60cmが埋まるように、深く掘っていきます。
次に、掘った土の上に直接「透水シート」を敷きました。このシートがあることによって、雨水枡に空いていた穴へ土が逆流することを防ぐことができます。
透水シートの周りに、水の浸透を良くするためにすき間をつくる「砕石」を敷き詰めました。
新しい雨樋に交換するため、既存の雨樋を撤去しました。
最後に、穴の中に雨水桝を設置し、新しい雨樋から雨水桝に繋げます。
土を埋め戻せば、雨水枡の完成です!
最後に、雨樋から水を流してチェック。流れた水はこの枡に流れ、ゆっくり地中へ吸収されていきました。 近年問題となっている「ヒートアイランド現象」。 都市の気温が高くなる現象をさしますが、その要因は都市がアスファルトやコンクリートなどで覆われていることです。 熱が地面を照り返すことで余計に気温を上昇させていますが、反対に都市のように舗装されていない土地では、土や草に保水力があるため、水分の蒸発による熱消費で都市よりも気温の上昇が抑えられています。 また、アスファルトやコンクリートは降った雨が地面に吸収されないため、流れた水で川が氾濫したり、地中の水分がなくなり地盤が沈下してしまうといった問題に繋がっていました。 今回設置した「雨水浸透枡」は、そんな問題を防ぐためのモノです。 流れた雨をゆっくりと地中が吸収するので、たくさんの雨水が一気に排水に流れ込むことが無くなり、都市型水害を防ぐことができます。また、それだけでなく、地面が水を吸収することで地質改善につながり、結果として地盤沈下防止にも繋がります。 雨水枡設置は地域によって給付金の対象となる場合もありますので、通常よりも低価格で、家周りの住環境も改善できるかもしれません。 梅雨が来る前に、ご自宅のお庭に雨水浸透桝の設置をご検討してみてはいかがでしょうか。 大きな穴を掘ったり、勾配を確認したり…DIYでやるにはとても重労働ですので、雨水浸透桝設置をお考えの方は、ぜひ私たちにご連絡ください!







